2010年3月14日日曜日

The Bloom Box

アメリカで好きな番組の一つに、CBSチャンネルが提供する60 minituesという番組があります。
経済やサイエンスやエンターティメントなどの様々なテーマについて、CBSニュースのアナウンサーによる取材やインタビューが20分程度のドキュメンタリーにまとめられています。

9.11以来のアメリカの空港でのセキュリティ検査の実態や、人種差別が引き起こした冤罪事件、近年話題のクリーン技術など、テーマは様々。

ネット上でも番組を見る事ができます。
60 minutes で検索すれば出てきますので、興味がある方はぜひ見てみてください。
HEALTH+SCIENCEやBUSINESSがもちろん今話題の技術や企業を取り上げていておもしろいですが、ENTERTAINMENTなども、アメリカのカルチャーに触れられておもしろいですよ。
難しい話題を読者にわかってもらうために、わかりやすい説明、わかりやすい英語(一般のニュースなどに比べれば。。)ですし、何より20分程度という時間が集中力が保てる時間として、良い時間だったりして^ ^;
(20分程度のストーリーを毎回3つほど流し、全体として60分の番組になっているため、60 minutesと言います)

さて、先日の60 minituesでシリコンバレーで今話題になっているBloom Energyという企業が紹介されていました。
http://www.cbsnews.com/video/watch/?id=6228923n&tag=contentMain;contentBody
(リンクが切れている場合は、「60 minutes Bloom box」で検索してみてください。)
この企業では、Bloom Boxと呼ばれる効率の良い燃料電池を開発し、安価で環境に優しいエネルギーを提供しているそうです。

会社のホームページを見ると、シリコンバレーでは超有名ベンチャーキャピタルであるクライナーパーキンスやアメリカの元国務長官がボードメンバーに名を連ねています。
http://www.bloomenergy.com/

番組の中で、Bloom Boxは、FeDexやWallMartなど20社ほどの企業においてすでに導入され始めているという説明がありました。アナウンサーが「数ある企業の中で、どの企業が一番最初に目をつけたか」という質問への回答は「Googleだ。とても早かった」とのこと。Googleのデータセンターの一部には、すでにこのBloom Boxが導入されているそうです。

ここでもやはり、Googleが出て来たか、と。

先日のエントリーで、Computer Science分野において、サーバの電力の節約は今後重要な課題、と触れましたが、まさにそれを実現する新しい技術がここシリコンバレーで生まれたようです。

一つの技術が生まれた後、その技術の問題をカバーする技術が生まれる。そして、技術によって、世の中の価値観やお金の流れ変わっていく。
時代が動いているなと感じる瞬間でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。