2010年2月23日火曜日

RAD Lab

カリフォルニア大学バークレー校の研究室、RAD Lab の紹介です。

http://radlab.cs.berkeley.edu/
こちらの研究室、今が旬のCloud Computingに関連したテーマを中心に、様々な研究をしています。
特に特徴的なのが、シリコンバレーにある多くの企業とコラボレーションをしているところ。

BEARS2010で紹介されていたのですが、現在コラボレーションしている企業だけでも、ざっと以下のようなところ。

シリコンバレーの思いつく限りのIT企業が並んでいる感じです^ ^;
日本の会社の名前もちらっと見えますね。

学生:研究資金を援助してもらえる上、技術開発の上で実際に企業のエンジニアからアドバイスをもらえる
企業:技術が完成したら、それを使える

一種、投資家とベンチャー企業のような関係に近い、ギブアンドテイクの関係がうまく生まれているようです。

日本では、大学の研究が世に出て実用化までされるというケースはそこまで多くないように思いますが、こちらでは、大学の研究こそまさに最先端であり、産学連携がとても盛んなようです。

また、おもしろいなあと思ったのは、明らかに競争相手である企業同士が、同じ研究室とコラボレーションをしているところ。
もちろん、資金援助対象の研究や学生は異なるのでしょうが、いやはや、オープンに競争をしている雰囲気が感じられて、ワクワクしますね。
企業としては、この技術はいい!と見込んで賭けた(資金援助した)学生に頑張ってもらおうという、賭け事レースのような(例えが悪いかもしれませんが)感じもします。

研究室側としては、まだまだコラボレーションする企業を募集中ということで、もし産学連携に興味があれば、この研究室にアプローチを取ってみるのは良いかもしれません。

次のエントリーでは、この研究室の研究の一つである、新しいデータベース言語について紹介します。

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