2010年1月29日金曜日

クリーンテクノロジーが熱いです。



オバマ政権誕生以来、環境に優しい技術、クリーンテクノロジーへの関心がとても高いようです。

去年の記事になりますが、ご参考。
(引用)
■連邦政府、画期的クリーン技術に助成金
 米エネルギー省のスティーブン・チュー長官は、クリーン・テクノロジー分野で高リスク・高リターンのベンチャー事業を促進する連邦政府初の助成金をグーグル本社で発表した。既存の枠にとらわれない斬新な開発案を支援することが目的で、その中には、例えば、バクテリアからガソリンを作る技術案も含まれる。今回支給された助成金は37件で、総額1億5100万ドル。助成金を受けたのは大小の企業や研究団体で、例えば、太陽光を利用して一酸化炭素を糖分に変える有機体の研究に取り組んでいるミネソタ大学の研究者らに220万ドル、高度なバイオ燃料を海藻から生成する研究を進めているデュポンに900万ドルが支給された。
(ソース)
http://www.usfl.com/Daily/News/09/10/1028_032.asp?id=74512


上記のような技術、実現したら世界中を走る車の燃料が刷新される可能性もあり、市場は巨大ですね。

アメリカ=使い捨て文化&環境への悪影響大 のイメージが強かったので、やっとアメリカも環境のことを考え始めてくれたのか、と嬉しい気持ちになります。

と、同時に、法律で様々な規制をして環境への影響をおさえようという後ろ向きの政策ではなくて、この状況を打破する新しい技術を作ろう!そのための援助金はどんどん出すぞ〜 というところが、なんだかアメリカらしいなあと。
これだけの深刻な不況にもかかわらず、イノベーションを起こして時代を変えることに対して常に前向きである姿勢に、国の底力を感じます。

2010年1月28日木曜日

シリコンバレーという名称



こちらにきて気になったのですが、「シリコンバレー(Silicon Valley)」という呼び名、どうもアメリカ人の間ではあまり使っているのを聞きません。

(以下、wikipediaから引用)

シリコンバレー (Silicon Valley) はアメリカ合衆国カリフォルニア州北部のサンフランシスコ・ベイエリアの南部に位置している。名称の起源はこの地域の多数の集積回路革新者及び工場と関連しているが、やがてはこの地域内の先端技術ビジネスを当てはめるようになった。
(中略)
トランジスタの発明者の一人であるウィリアム・ショックレーがこの地に「ショックレー半導体研究所」を設立し、そこから分化したフェアチャイルドセミコンダクターや、更にそこからインテルをはじめとする多くの半導体企業が生まれたことにちなみシリコンバレーと呼ばれるようになった。近年にはソフトウェア・インターネット関連企業も同地区には多数生まれ、IT企業の一大拠点となっている。


日本では「シリコンバレー」という言葉はよく使われるように思いますが、アメリカでは同じ地域を「ベイエリア(Bay Area)」という名称で呼ぶことが多いようです。

学生時代、ベイエリアで生活されていた、USグループのTさんに質問です。

シリコンバレーという名称は、近年はあまり使わないのですか?

2010年1月23日土曜日

AccountingのCertificateプログラム紹介

UCバークレーの社会人用Certificateプログラムの中にある、「Accounting(会計)」コースの紹介です。

CPA(米国公認会計士)の資格を取得する際には、州によって大学卒以上またビジネスと会計の単位が合計で約45単位以上など様々な条件があるのですが、下記のコース一年を受けることで必要な単位をそろえることができます。

http://extension.berkeley.edu/subject/accounting.html
また、CPAの試験にあわせた模擬演習コースなども用意されており、CPA資格取得を目指す人にはおすすめのコースです。

それから、これは賛否両論あるかもしれませんが、Businessという名前がついたコースですと日本語でもはっきりと定義することが難しい分野(問題アプローチ方法の授業や組織論など)を英語で理解しなければいけないという大変さがあるのに対して、Accountingは最後は財務諸表という数字におちてくるためわかりやすく、英語がわからなくても数字がわかれば理解できるという、英語にハンデのある留学生にとっては安心できる点もあるかと思います。

♯Businessコースがおすすめでないというわけではなく、こちらはこちらでAccountingに比べてディスカッションやグループワークが多くあるため、現地で働いている人とのディスカッションの機会を持ちたい方はBusinessの方がよいかと思います。

海が見えるお店Skates

ヒッピー発祥の地としても知られているバークレー地区では、必要のなくなった家具を家の外に出しておくと、次の日には誰かが持ち去っている、ということがよくあるそうです。

さて、そんなバークレー地区に、素敵なお店が一軒あります。
Skatesというお店で、海を眺めながら食事ができます。


お料理の内容は、イタリアンのようなスペインのような、それらを全てアメリカンでまとめたような、、そんなお店です。

お天気の良い日のランチがおすすめです。

2010年1月16日土曜日

アメリカの大学の授業を無料で受けよう!

大学の先生に教えてもらったのですが、最近アメリカではWebを通して授業を無料で公開をしている大学が多いそうです。

例えば、ここ、ベイエリアでの大学ですと、以下のような大学の授業を聴講することができます。

◆スタンフォード大学のWeb授業
http://itunes.stanford.edu/
(残念ながらまだ、Computer Scienceの授業の公開はないみたいです。)

◆カリフォルニア大学バークレー校のWeb授業
http://webcast.berkeley.edu/courses.php

他にも、工学で有名なMITや、Computer Scienceで有名なカーネギーメロン大学なども、同様に授業を公開しているそうです。
MITの授業のサンプルはこちら

大学は学生を教える場としてだけ存在しているのではなく、社会全体の教育水準やモラルを上げることも使命の一つとして持っているという考え方から、こういうサービスが生まれたようです。

これらの無料授業、色々使い道がありそうです。例えば、会社の新人研修の中で聴講してもらいレポートを書いてもらうとか、今後シリコンバレーツアーに参加する人にはいくつか必ず聴講してもらうとか。はたまた、会社で企業留学制度を作るとしたら、選考基準の一つに、この授業を聴講してもらった後にUSグループの方からの質問に答えてもらう、という選考を入れるとか。

色々妄想は膨らみます。

UCバークレーのCertificate プログラムの紹介

カリフォルニア大学のバークレー校では、大学卒の社会人経験がある人を対象にしたPost-Baccalaureate Certificate Programというプログラムで、様々な専門のCertificateコースを用意しています(管轄はUCバークレーExtensionになります)。
http://extension.berkeley.edu/intl/evecert/

学位を取る事にこだわるのであれば、やはりマスターやMBA留学などが王道ですが、専門領域を深めたい、単位を取得したい、現地企業での就職の機会を得たい、など、理由によっては、このCertificateプログラムを留学の選択肢とすることはありだと思います。
また、必須の授業の単位を取ってコースを終了すると、その後一年OPTという、アメリカでの就労許可がおりることも、外国人にとってはうれしい特典です。
入学条件は、基本的にTOEFLのスコアと履歴書と小論文になり、MBA留学で要求されるGMATやマスター留学で要求されるようなGREのスコアなどは要求されません。

各専門の中で用意されている授業の種類は幅広く、自分の興味範囲にそって、かなり自由に授業を組み合わせることができます。
例えば、私が1月から通っているInformation and Management Systemのコースでは、全部で50程度のクラスが用意されており、その中から、必須の6単位と選択の4単位さえ取得すれば、あとは好きな授業を取って良いというプログラム構成になっています。
http://extension.berkeley.edu/intl/evecert/programs/infosystems.html

授業の時間ですが、これが少しネックでして、平日の夜の6時〜9時などの夜間授業かもしくは休日の授業になります。これは、このプログラムが元々、サンフランシスコ周辺で働いているアメリカ人向けに作られたものであり、留学生の受け入れは最近始めたばかり、というところにあります。
留学生にしてみれば、昼間は自由、夜は授業、と通常の留学の時間割とは違うので、少し不便さを感じる方もいるかもしれません。
そうはいっても、実際にベイエリア(シリコンバレー)で働いている人達と同じ教室で勉強できる機会というのはとても貴重で、コネクションを作ったりする場としても活用できそうです。

実際の授業の様子や中身などは、またおいおい紹介させていただきます。

シリコンバレーからのお便りをはじめるにあたって

皆様こんにちは。

2010年1月から、アメリカ・カリフォルニア州のベイエリア地区(シリコンバレー)に住み始めました。

USグループの方で企画されている社員向けのシリコンバレーツアーに役立つ情報や、今後社内留学を企画する際に役立つ情報などをお伝えしていければと思います。

またそれに加え、アメリカのニュースや現地での生活の様子など、Coffee Breakになるような内容もお伝えしていければと思います。

どうぞよろしくお願いします!