2011年4月1日金曜日

JTPA カンファレンス 2011:バイオベンチャー起業


JTPAカンファレンスから、金島 秀人さんをご紹介します。

お医者さん→Stanford大学の客員研究員→バイオベンチャー創立メンバー→IPO→セミリタイヤ→現在は企業コンサルタント、という経歴の持ち主。


シリコンバレーでバイオに携わる日本人の間ではかなり有名なお方です。


ご存知の方も多いかと思いますが、バイオベンチャーはプロダクトができるまでかなりの時間がかかります。ですので、必ずしもプロダクトができていることがIPOの条件ではなく、研究段階でIPOする企業は珍しくありません。

金島さんが創立メンバーとして参加されたバイオベンチャー、システミックス社が創設された頃は、シリコンバレーではバイオのバブル全盛期。
次から次へとバイオベンチャーが起こされ、可能性を認められた企業はプロダクトなしで次々に上場、その後プロダクトができないままクローズしたり他社に吸収されていった企業が多数いた時代です。

システミックス社もそのような会社の一つでして、実質プロダクトはできなかった、とおっしゃっていました。
それでも、バブル時期にIPOした創立メンバーのストックオプションはすごい価値があったらしく。。
その後、あっさりとセミリタイアされたそうです。

現在はバイオコンサルタントをされているということで、てっきりバイオや医療関係の企業をお客様としているのかと思いきや、IT企業をお客様にしていることが多いそうでして。

IT企業が、バイオや医療の世界にどのように貢献できるか、どのようなプロダクトを今後出していけばいいかといった内容についてアドバイスをされているとのこと。

講演の次の日のホームパーティーには、ITからバイオからビジネス専門の方まで様々なバックグラウンドの方が来ていましたが、全ての方と幅広いディスカッションができる知識の広さに、脱帽しました。

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