2011年2月17日木曜日

BEARS 2011: Overview


本日、BEARS 2011 Conferenceに行ってまいりました。
http://www.eecs.berkeley.edu/IPRO/BEARS/

詳細は後日アップしていきますが、まずは当日の大まかな雰囲気をお伝えします。


当日は、朝からあいにくの大雨。
今年一番最悪な天気でないかと思える日でして、多くの方が遅れてカンファレンス会場にやってきました。

例年以上に参加者が多いということで、I-Houseという会場のホールにて前半のカンファレンスは開催、それでも多くの立ち見が出るなど、大盛況。



まずは、バークレーの教授による研究室の取り組みの発表(企業への宣伝)です。
一番おもしろかったのは、検索のアルゴリズムに関する研究。「Where is a capital city in California?」という質問をGoogle で検索するとすぐに答えが得られるのに対し、「How many states are there in the U.S?」という質問に対しては検索で結果が得られないことがある、その理由は何か?、、、、という疑問をきっかけに、検索のアルゴリズムについて紹介していました。

さて、次は、お待ちかねのパネルディスカッション。

楽しみにしていたのですが、、、正直、とても期待ハズレでした。。
「モバイルの未来について」というタイトルで、VerizonやSamsungの方をパネリストに招いたディスカッション、さぞ白熱した議論が交わされるのかと思いきや、、
具体的な技術や製品についての議論はほとんどなく、理屈っぽいお話に終始。
人のモバイル端末利用を車の利用と比較して話してみたり、2050年にはこんな世界になっているなど空想上のお話だったり。
現在モバイル市場を牽引しているGoogleやAppleが参加していない時点で、そもそも面白い議論を期待してはいけないのかもしれませんが。


お次はランチライム。
カンファレンス参加者は、好きな研究室を選び、参加者達とネットワーキングをしながら昼食を食べることができます。

今回選んだのは「International Computer Science Institute」という研究室で、IT技術を使って世界をつなげていきましょう、という研究室です。要はネットワーキング技術を主に研究している研究室です。

ランチでは、同じ机に座ったカンファレンス参加者達と名刺交換。
Appleから来た女性に、「スティーブジョブズは今どうしてるの?」と聞くと、「あら、彼、会社で見かけるわよ」とのこと。
てっきり、体調不良で病院にでも入っていると思ってましたが。。ただ、ジョブズがいなくなるとAppleの株価が暴落すると言われているので、女性が本当の事を言っているかは不明ですが。
Ciscoから来た男性は、「こういうカンファレンスに参加して、うちの製品をクラウドのサービスにどう使えるか、経営陣にアドバイスするチームが最近できてね〜」とのこと。クラウド時代の製品開発は、サービスあってこそ、ということですね。

さて、ランチタイムを終え、ここからは自由に各研究室を回っていきます。


ITが社会にどのような影響を与えているかを研究しているBerkeley Center for New Media

建築、社会学など様々なバックグラウンドの人が集まり、社会の役に立つ新しいITサービスを提案しているBerkeley Institute of Design

環境に優しいハードの研究をしているCenter for Energy Efficient Electronics Science

などなどバラエティ豊かな研究室が多く、とても時間内には全て回りきれないほど。

学生達も熱心にプレゼンテーションをしてくれます。

帰りに外に出てはじめて、「あ、、、そういえば今日大雨だったんだ」と気づくほど、カンファレンス会場も研究室も熱気に溢れていました。

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