2011年2月27日日曜日

BEARS 2011: SPRING@BID


さて、先日Overviewを紹介したBEARS Conferenceから。

Berkeley Institute of Design / BIDは、ITを利用した様々な新しいサービスを提案している研究室です。
発展途上国での医療レベルを引き上げるために教育ビデオを作成しモバイルを通して配布してみたり、ストレス緩和に効果のあるテキストメッセージが送られて来るアプリケーションを開発したり、など。
その中で、移民が多いカリフォルニアならでは、おもしろいな〜と思ったのが、ゲームを通して発音を向上させよう、というプログラムでして、「SPRING:Speech and Pronunciation Improvement via Games」と名付けられたプロジェクトです。

◆学生さんのページ
http://www.cs.berkeley.edu/~anuj/Site/Home.html

◆研究の詳細が書かれたページ
http://www.cs.berkeley.edu/~anuj/Site/SPRING.html

昔から親しまれているシューティングゲームや音楽ゲームなどを改造して、画面に表示される単語を正しく発音できたら、ゲームのコントローラを正しく押した状態にすることができる、つまり正しく発音できないとゲームの先に進めないようにしています。

すでにベイエリアのいくつかの小学校で実験を行っており、カリフォルニア州の1/3を占めるヒスパニック系の移民を対象に、こういったゲームが発音向上の役に立つかどうか検証しているようです。
音声認識は、これからよりホットになる技術の一つ。その技術を使った新しいサービスも、色々と出てきそうです。

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