2011年5月15日日曜日

Cisco systemsの大幅な首切り

Cisco braces for biggest layoffs in its history
さて、ロイターから、Cisco systemsが、大幅な人員削減目標を発表したという記事です。

削減目標は4000人で、全世界のCIscoの従業員の4%にあたるのだとか。
そして、temporary社員の削減数はまだ未定、つまりさらに増える可能性あり。

CEOの発表として、今は従業員を削減して、新しい分野への投資を控え従来の強みである分野(ネットワーク機器)にフォーカスし会社の再生を目指すそうです。
Ciscoの一番の売り上げであるネットワーク機器は、HPとの競争のせいで、近年では売り上げがどんどん落ちているそうで、従業員をカットすることで、製品のコストダウンができればCisco返り咲きの可能性もあるかもしれない、と。

Ciscoは、会議システムや防犯ビデオなどの新しい製品を開発して発表する予定でしたが、それらは一旦ストップされるみたいです。

シリコンバレーのIT企業では、一時期の景気悪化による大幅な人員削減が落ち着いて、今はむしろ、人の雇用の促進を始めた時期。
Google、HPでも大幅な人員増強中です。
なので、今回のCiscoの発表は、景気悪化を理由にできず、明らかに経営方針の転換を迫られているということ。

2月にUCバークレーで開催されたBEARS2011で会ったCiscoの人が、「CEOに新しいビジネスネタを探してこいって命令されてて」と言ってましたが、今は新しいネタで売り上げを上げるより、本来の強みのネットワーク機器事業を再生させないと、という方針に転換されたようです。




語彙
brace:準備をする
slashing cost:大幅なコストカット
shed:余剰人員をカットする
wield:巧みに使う
ax:首切り、削減
dump:お払い箱にする
decisive:思い切った
amid:〜のまっただ中
steep:険しい

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