2011年3月20日日曜日

JTPA カンファレンス 2011:Overview

東日本大震災が起こってから毎日、NHKとTBSのUstream中継に釘付けでした。
これ以上被害が拡大しないことを願うばかりです。

各国の知り合いから心配や激励のメールをもらう度に、日本が多くの方に支えられていることを嬉しく思います。
こちらにいながら、自分にできることをしていこうと思う毎日です。

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先週末、サンノゼ州立大学で開催された「JTPAシリコンバレーカンファレンス」に行ってきました。
http://www.jtpa.org/event/svtour/000551.html

JTPAは、シリコンバレーで働く日本人、またこれからシリコンバレーで働く事を目指す日本人を支援する団体です。
出席者の半数ぐらいの方が、このカンファレンスのためにわざわざシリコンバレーを訪れており、気合いの入った方達が多く参加していました。
※東日本大震災の数日後ということで、飛行機が飛ばず参加できなくなった方もいらっしゃいましたが会場はほぼ満員でした。


午前中は、シリコンバレーで成功者と呼ばれる方による講演会です。

名古屋大学医学部で助手を務めた後、Stanford大学の客員研究員に転職、研究室で開発した技術をもとに教授がシステミックス社を設立する際に創設者グループのひとりとして参加し、システミックス社は後に売却。それを契機にセミリタイアし、現在はバイオメディカル・コンサルタントとして各方面で活躍中の金島 秀人さん。


三菱商事の情報産業グループでアジア各地のbusiness developmentを行われた後、米国パロアルト支店に異動し、投資を通じてベンチャー企業とアジアの大企業とを結ぶ業務を行い、年間数百億円のビジネス創出に貢献、三菱商事を退職後、シリコンバレーの著名起業家であるKamran Elahianらと4人でベンチャーキャピタル、Global Catalyst Partners(GCP)を設立し、現在Managing Principalとして投資業務を行っている大澤 弘治さん。


午後は、GoogleやAppleやtwitter等で働いている方のパネルディスカッション、ネットワーキングを目的としたテーブルごとの座談会など盛りだくさんで、あっという間の一日でした。


最近の若者は元気がないとか安定志向が強いなどと言われますが、これからアメリカの大学院留学→現地で就職、を夢見る多くの学生にも会えましたし、日本から離れたシリコンバレーの地で日本人として誇りを持って働いていらっしゃる沢山の方にお会いすることができ、多いに刺激を受けました。


今回のJTPAのイベント、基本はカンファレンス当日の参加のみですが、開催日が近くなるとFacebookのページが立ち上げられ、そのページを通して、様々な「おまけ」イベントへの参加が可能になります。

カンファレンス数日前には、希望者向けに、Oracle・Google・Apple・Twitter・Facebook・Nvidiaなどの現地IT企業、スタートアップ会社が集まるインキュベーター施設やVC、CyberAgentAmerica・DeNA・GREEなどシリコンバレーに進出している日本のネット企業、への見学ツアーが組まれ、カンファレンス参加者は自由に参加することができます(個別にグループを組んでの訪問なので定員は限られているので、常にFacebookページをチェックする必要あり)

カンファレンス次の日には、講演いただいた金島先生の自宅訪問(スタンフォードにある豪邸)ができたり、シリコンバレーの著名ブロガーである渡辺千賀さんとカフェでお話する時間があったりなどなど。


Facebookの便利さを痛感。


カンファレンス詳細については、BEARSの更新もまだ残っているため、4月に回させていただきます。

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