2010年12月18日土曜日

12月のひとりごと

さて、今年最後に、一つ会計ネタを。

SOX法が発足したきっかけのエンロン事件はあまりに有名ですが、アメリカではこのような会計事件は歴史的に数多く存在し、その度に会計制度の見直しが行われてきました。
数ある会計事件の中で私がおもしろいと思ったのは、1980年代、ハードディスクドライブを製造する会社、MiniScribeが起こした会計事件です。

http://en.wikipedia.org/wiki/MiniScribe

元々はかなりの売り上げを上げていたハードディスク製造会社ですが、1985年にIBMとの契約を打ち切られて以降資金繰りに苦しみ、1989年まで実に四年間、会計詐欺を行ってきた会社です。

その大胆な手法とは。

なんと、顧客から注文を受けた際に、ハードディスクのかわりにレンガをつめて大量に出荷していたのです。
1980年代のハードディスクは、レンガとほぼ同じサイズだったんですね。だからこそできた会計詐欺。
時代を感じさせます。

簡単に流れを書くと、以下のような感じです。

1. 顧客から注文を受け、レンガを出荷
2. 出荷記録を顧客に送ることで代金を回収
3. 代金回収ができた時点でレンガにリコールをかける
4. 回収した代金を使って、ハードディスクを出荷

こうして、キャッシュフローを改善していました。

いや〜さすがアメリカ、詐欺も大胆ですね。。

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一年間、ブログにお付き合いいただきありがとうございました。
まだまだ書きたいネタもあるのですが、年末ということで、今回はこのあたりで終わらせていただこうと思います。
来年、どうぞお楽しみに!

2010年12月14日火曜日

データセンターいろいろ

前のエントリーでご紹介した西村さんのお話からの抜粋+補足、データセンタに関する小ネタです。

・Microsoft
下記のビデオ、見た事ある方もいると思いますが、Microsoftのデータセンター建設の様子。
http://www.youtube.com/watch?v=PPnoKb9fTkA

こちらのデータセンターの場所ですが、わざわざデータセンターの住所をホームページで公開するメリットはないので公式には公にされておらず、「データセンターの場所は秘密なんだ!」と思いがち。
ところが、データセンタの所在地であるシアトルに住んでいる人からすると、秘密でも何でもなく「ああ、あの場所ね〜」というぐらいポピュラーな場所だとか^^;

・Apple
シリコンバレーで現在大きな話題と言えば、クラウドかモバイルと言えるでしょう。
Appleはモバイル分野ではGoogleとしのぎをけずっていますが、クラウド分野ではまだ影が薄いですよね。
乗り遅れている?
いえいえ、そんなことはなく、ノースカロライナ州に巨大データセンタを建設中というニュース、耳にしたことがあるかと思います。
年内オープン予定という噂もありましたが、やっとファシリティーが完成したというニュースを先日耳にしたばかりなので、本格稼動は来年からになりそうですね。
下記のビデオは、そんなベールに包まれたデータセンターを上空から撮影した映像。
http://www.youtube.com/watch?v=hDXSSi1qStA


激しい競争が繰り広げられているデータセンター分野ですが、今後より大事になってくる話題は、環境への配慮です。
ご存知、Google検索一回あたり、ポット一杯分のお湯を沸かせる熱量を発生させると言われています。
データセンタの冷却、またそれをどれだけ環境に負荷を与えずに行うか、今後大きな話題になってきます。
この分野について、現在のところ、一番進んでいると言われるのは、やはりGoogle。
以前の記事でも、Googleが使用しているBloom Boxという次世代エネルギーを紹介しましたので、まだ読んでない方は、併せてご覧ください。
http://faius.blogspot.com/2010/03/bloom-box.html

2010年12月13日月曜日

LBNLで働く西村弘志さんとのコラボレーション

LBNL(Lawrence Berkeley National Laboratory)という、UCバークレー大学に併設している研究所で研究者をしていらっしゃる西村弘志さんのお話を聞く機会がありましたので、ご紹介します。

http://als.lbl.gov/als_physics/website/apg/hnishimura.html
科学技術に使う計算機器の開発にずっと携わっている方なのですが、今回お話いたたいだテーマは「クラウドコンピューティング」。

新しい技術などが大学から多く発信されるアメリカですが、クラウドコンピューティングに限っては完全に産業主導(Googleが提起)であり、大学側の研究はそれを追いかける形になってしまっているそうです。
ですので、西村さんとしては、大学がもっとクラウドコンピューティング研究に積極的になり、発信を多くしていくべきと考えられているそうです。


以前のエントリーで産学連携のお話を紹介しましたが、UCバークレー本体とのコラボレーションは規則が厳しい上に最低投資金額が大きく、なかなか日本にいる企業にとってはハードルが高いと思います。また、当然英語でのコミュニケーションが前提となるため、語学のハードルもあり。
一方で、LBNLはUCバークレー本体のコラボレーションの規則に従う必要はなく、コラボレーション形態や金額については柔軟性がありますし、何より西村さんが日本人のため、英語の心配がないのは大きいポイントではないでしょうか^^;

各種コラボレーションは募集中とのことでしたので、産学連携に興味がある場合は、ご連絡を取ってみることをおすすめします。
こちらにいらした際に、直接お話を聞いてみるのもありだと思います。

今回西村さんのお話してくださった内容は「前提知識ゼロの方のためのクラウドコンピューティング講座」のような非常にわかりやすいお話でした。面白いネタの一つを、次以降のエントリーで少し紹介します。

2010年12月4日土曜日

Google Android


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20101126/354590/
日本のKDDIから新しく発売されるAndroid端末、IS03。
KDDI始まって以来の予約数、、27万だそうですね。


今年、アメリカではAndroidが首位を獲得しましたが、この理由って何でしょう?
正直、Android機種を使っている人間からすると(私はHTC製のHEROを使用)、バグは多いし、iPhoneと比べるとまだまだユーザビリティは悪いです。
バッテリー寿命、キーボードの使いやすさ、安定性、音楽プレーヤーとしての機能など、ユーザ視点からは、まだまだ軍配はiPhoneに上がりそうです。


私の場合は、使っているキャリア(KDDI America)から出しているスマートフォンはアンドロイドしかなかったことと、物珍しさで買ってみましたが、企業携帯や個人での人気を見ると、やっぱりまだまだiPhoneが人気ですし、iPhoneからAndroidに乗り換えた!ってユーザにはまだ会ったことありません。


Androidが延びた最大の理由の一つは、iPhoneがAT&Tというキャリアだけに限定してしまっているのに対し、Androidは複数のキャリアから発売したことですよね。
今までスマートフォンを使いたかったけどAT&Tは嫌だなあというユーザ(料金設定が高い上に、エリアによってはつながりにくいなど、評判悪し)を取り込めたことは最大の要因の一つでしょう(私もその一人)。
※ただし、来年からは、iPhone複数キャリア解禁だそうです。http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2010/08/iphone-d981.html


ここで、もう一つ、忘れてならないのは、Androidマーケットの特性です。


Javaの開発者である先生と、なんでAndroidってそんなにのびているのかね?という話しをしたとき、「ぶっちゃけ、ユーザ視点からはベストなモバイルじゃない。開発者視点での人気が大きいわよ。Googleの戦略勝ち。」とのこと。
なにしろ、Apple Storeに出すには2ヶ月かかったアプリ、Andoroidでは審査もなしに数日でアップ可能だそうで。
開発者にしてみれば、一日も早くマーケットにあげたいので、こんなに嬉しい環境はないですよね。(ユーザからしてみると、バグだらけで、たまに腹立たしくもなりますが。)


事実、Javaの授業のクラスメートの大多数が、もともとはiPhoneのアプリ開発をしていたが、最近会社の方針でAndroid用の開発もすることになって、Javaを学ぶことにした、という人達でした。
特に、サンフランシスコでは、公共サービス系(駐車料金の支払いなど)をモバイルで済ませられるように、様々なモバイルアプリを提供しており、AppStoreにあげていたアプリが突然消された日には市民へのサービスレベルが低下し苦情が殺到するという切実な問題があります。今後のアプリ開発では、必ずAndroidとセットで開発していくことにした、と、サンフランシスコ市役所勤務の人が言っていました。


さて、おもしろい事に、クラスメートの彼らがどのモバイルを使っているかアンケートをとると、iPhoneが圧倒的に多く、次に会社から支給されたという理由で、Blackberry。
Androidは私のみ。

アンドロイドに変えたい?と聞いたところ、一様にみんな「興味はあるけど、ユーザ視点から言ったらまだまだ安定してないから、ノー」。
でも、開発用として、会社で契約したアンドロイド端末は複数持っているそうです。


前の記事でも紹介しましたが、Googleが主催するカンファレンスに行けば、機種が無料で配布されるなどAndroid機種はほぼただでばらまきモード。→10月12日の記事を参照:http://faius.blogspot.com/2010/10/save-date-for-google-io-2011.html
Androidマーケットの敷居は低くして、開発者は増殖中。
Android人気は、ユーザ視点からの人気というより、Googleによってしかけられた人気でもあると言えるでしょう。


去年とのあまりのモバイル市場、アプリ開発市場の変化に、Googleって、とにかく、戦略をしかけるのがうまいなあと。
ユーザの要望からサービスを生むんじゃなくて、市場をうまく作っちゃうんですよね。
時代の流れを作っちゃうんですよね。
それが、世の中の人の生活にとっていいことなのか、それはおかまいなしなのです。
(Androidにバグが多いことを根に持っている私です^^;)


去年の10月,大手調査会社のガートナーが「2012年にはGoogleのモバイルOSであるAndroidがiPhoneを逆転する」という予測を発表した時は、iPhone一人勝ちの様子を呈していたモバイル関連業界の人達は多いに驚いたそうですが、それも今やはるか昔。
翌月のGoogleの決算発表においては、CEOのEric Schmidt氏が「Androidへの普及は爆発的大普及の直前だ」と宣言しましたが、まさに水面下で着々と進めてきた戦略が、今年になって本当に爆発したという感じですね。


GoogleTVの投入(今のところ人気はまだいまいちですが)、アメリカ政府専用のGoogle Appsの発表、Androidモバイルはアメリカで首位獲得。
なんだかもう、スケールの大きい、世界征服のような気がしてきます。。
全世界で、人材を大量募集中という流れもうなずけますね。


次はそろそろ、GooglePCかしら?GoogleTVの流れを見ると、SONYと提携するのかどうなのか。
一時期、2010年後半にGoogleNetBook発売のウワサもありましたが、NetBook自体の人気がいまいちなので、どうなることやら。


ま、そんなわけで、こちらでカンファレンスに参加する場合には、「Google」が参加企業に名を連ねているものへの参加をおすすめします。オラクルが参加していると、まずGoogleは参加していませんが(著作権の裁判は長期化しそうですので)。

2010年11月30日火曜日

私とシリコンバレー


本日は、私の個人的な雑談のようなお話です。
コーヒーブレイク的に読み流していただければ。


私自身はシリコンバレーという地域が大好きな人間で、新人研修時代に先輩に初めて連れてきていただいた時からファンになり、いつかこの地で暮らしたいと思ってきました。

ただ、、、アメリカ自体は、長い間ずっと嫌いで、学生時代に何度か留学した際もアメリカを避けて、カナダやオーストラリアやヨーロッパを選んでいました(理由については最後をご覧ください)。


そんな私をとりこにしたシリコンバレーの魅力とは何か。


一言で言うと、技術と技術者に対する最大のリスペクトがあること、これにつきます。


私自身は理系大学院を卒業したものの、ITに関しては会社に入ってから一から学んだだけで、技術一本で生きて行けるような人間からはほど遠いです。
ただ、技術こそが時代を作り、またその技術を作り出せる技術者が最も偉くリスペクトされるべき、と思っています。


そんな人間にとって、技術屋のお給料が低く、会社の大事な事を決定していくのは技術屋ではないという、日本の風潮にはずっと反発を覚えていました。


国土もせまい、資源もない。
そんな日本が今まで世界で競争できたものといえば、自動車や電化製品といった、全て技術が根本にあるものしかないじゃないか、と。
そして、それら技術を作り出せる技術者を抱えていること、その点が日本の一番の財産、日本は世界に誇る技術大国なのに、なぜ技術ができる人間を大事にしていかないんだ、と。

そんな日本の環境に違和感を持っていたとき、シリコンバレーを訪れ、エンジニアを大事にする環境に触れ、この場所こそが自分が理想としていた環境だ、この場所に身を置いてみたいと強く思ったわけです。


さて、技術者でもない自分がそんな場所で何をしていきたいかというと、こちらで活躍する日本人をもっと増やしたい、日本人起業家を増やしたいと思っています。

起業の際に避けては通れない問題が会計。
特にVCなどから投資を受けたベンチャー起業となると、VC投資家がうるさいため、かなりきっちりとした会計処理が求められます。

自分としては、まずは会計の側面から、起業のお手伝いができるようになりたい、と。
技術の開発はできなくても、技術を持った会社の設立のお手伝いはすることはできるかもしれない、と。

実際にそのようなベンチャー企業に特化した会計事務所や、IT企業にフォーカスした事務所が、ここシリコンバレーでは沢山あります。


自身がアメリカで活躍したいというよりは、アメリカで活躍する日本人、日本企業を少しでも多く増やしたい、そのお手伝いをしたいというのが、私がずっと思い描いてきたことでした。


もちろん、最も理想的なのは、日本こそがシリコンバレーのように世界中の技術者が集まる技術のメッカとなることが理想ですが、それには相当の壁があり、時間もかかります。ベンチャー投資にしても、目に見えてすぐに投資が回収できるものにしか投資しない、金額が小さい、意思決定が遅いので待っている間に世界の競合に追い抜かれる、という問題があります。

また、経験も成功体験もない人間が、いきなり日本のそうした環境を変えようとしても、何も変わらないでしょう。
今は、シリコンバレーという環境をもっと日本人が利用できるように、またそれを日本の発展に生かしていける道を探る段階だと思っています。


さて、今後は、別の視点からもう少しシリコンバレーについてお話していきますね。
本日は、雑談として流していただければ幸いです。


※私がアメリカ嫌いになった理由は、子供の頃のトラウマが原因のようです。。
日系アメリカ人の親戚がニューヨークに住んでおり、小さい頃から何度か家族で遊びにいっているのですが、15〜20年ほど前のニューヨークはとにかく治安が悪く汚く暗く、「なんてひどい街なんだ、二度と来たくない」という強いマイナスイメージを持ってしまいました。
アメリカ特有の大きい家にはどこに何が潜んでいるかわからない怖さを感じ、隣の敷地に勝手に入ったら撃たれるから入るなと言われ、夜のスーパーに買い物に行ったら、一人になると連れ去られるから大人のそばを離れるなと言われ。。
また、従兄が映画関係の仕事をしていたのですが、担当していた映画がセブンやTwelve Monkeysなど、トラウマになりそうな映画ばかり。。
心底、「アメリカ大嫌い!」ってずっと思っていました。


シリコンバレーに来るまでは。


今でも、ニューヨークに行きたいと思うことはありませんが、今行ったらきっとまた違う発見があり、好きになれるかもしれないと、いつか訪れる機会をうかがっています。

2010年11月29日月曜日

11月のひとりごと:Google TVその後


さて、先日発売されたGoogle TV、評判はどうなんでしょ?

ニュース記事を見ると、評判は様々。

ソニーの発表では、「初日の販売台数は予想を超えていて好調。いずれ日本にも投入する!」と強気な発言ですが、発売から一ヶ月たって、現地のアメリカでの声は少し違うようです。

まず、Black Fridayセールでは、Google TVは一気に$100値下げ。それでも、Best BuyでGoogle TVを買う人やそもそも見に来る人もほとんどいなく、開店と同時に積まれていたストックは一日中全く変化がなかったのだとか。

また、Google TV最大の弱点は、ABC、NBC、CBS、Foxの4大テレビ局の、インターネット配信番組が見られないこと。

TV業界にとっては、インターネットTVなんて全くもってうれしいものではありません。
TVが見られない状況のユーザに、パソコンを通してインターネット配信番組を見てもらうのであれば問題なし。
それが、もともとTVが見られるユーザが、TV番組ではなくインターネット配信にうつってしまったら、視聴率低下、広告収入激減になってしまうわけです。


この点について、Googleは4大テレビ局と交渉中とのことですが、解決は難しいでしょうね。



数年前までのアメリカでは、SONYのテレビと言えば、「質が良い、安心」などの一応ブランドイメージがついていました。他のTVに比べ、値段が多少高くても「SONYだから」で許されていたでしょう。
しかし、最近ではSONYとSAMSUNGであれば、どちらも変わりないというほど、SAMSUNGのブランドイメージが定着してきています。同じ値段であればまだSONYを選ぶでしょうが、SAMSUNGが$100安く出していたら「SAMSUNG」でいいよね。
そんな感じです。

ブランドイメージ起死回生も図ってのGoogle TV投入でしょうが、現地でみる限り、結果はそこまで思わしくないような。


今後の結果は、SONYやGoogleの発表、Annual Reportを待ちましょう。


それではまた来月。

シリコンバレーで働くきっかけをつかむためには②


ビザに続き重要な、ネットワーキングについてお話します。

具体例をいくつかあげましょう。

①Google
ある日、バークレーで働いているカナダ人の知り合いから連絡をもらいました。

「Googleで、Sales Engineerを沢山募集している。
Googleのプロダクトやサービスを理解し、Googleに広告を出してくれる企業と交渉するお仕事。
どんな専攻でもかまわなく、どの国出身でも構わない。
ただし、その国のトップスクールであることと、GPAが高いことが条件。
興味があったら、Googleで働いている知り合いが人事に取り次いでくれるらしいから、履歴書を送って」


また、別の日、サンタクルーズのエクステンションに通いながらベンチャー企業で働いている日本人の知り合いからこんな話しを聞きました。
「Googleで働いている知り合いの話しなんだけど、ホームページや転職サイトから履歴書を送っても、まず見てもらえることはないらしいよ。
だって、一日に相当の数がくるから、全て目を通すほど人事も暇じゃないし。
でも、Googleで働いている知り合いを通せば、必要なステップをいくつか飛ばして、
すぐに人事面接までいけるらしいよ。
だから、興味があればその人紹介するから言って。」


つまり、Googleで働きたいと思った場合、まずはGoogleで働いている知り合い(または知り合いの知り合い)を作れ、ということです。

もちろん、Googleはプログラム選手権などのユニークな採用方法も取っていますが、それも全世界から相当数の応募があった中でのひとにぎり。
こういった社員紹介制度(いわゆるコネ)が一番簡単かつ確実な道と言えるでしょう。


もう一つの具体例。

②Wallmart
Javaのクラスメートで、Wallmartのシステム部で働いているアメリカ人の知り合い。


私が日本人と知るや、「前の会社ではどんな仕事してたの?」「industryの知識はある?」「会計の知識はある?」など質問攻め。
以前のブログ記事でも書きましたが、Wallmartは西友を子会社に持つため、日本出身でアメリカで働けて、IT企業での勤務経験と業界知識(会計でもOkとのこと)がある人を探しているけど、なかなかいない、という話しでした。
もちろん、monster.comなどの就職サイトでも募集をかけていますが、思ったスキルにマッチする人はなかなかいないから、期待してないとのこと。

もし、履歴書を送ってくれたら、直接その西友担当の部署のマネジャーに取り次ぐから、よろしく、という話しでした。
ここでも、ステップ飛ばしです。


お次は現地の大手の日系企業の話し。
③日系大手食品会社
ビジネス系のエクステンションを卒業してOPTをゲットした日本人の知り合い。食品会社のブランドマーケティングを担当したいという希望を持ち、最初はmonster.comや会社のホームページから履歴書を合計100通以上送っていましたが、一度も返信なし。
周りに相談したところ、「シリコンバレーではコネがないとまず雇ってもらえないから、とにかく現地のネットワーキングにでかけるべし」。

日系企業での就職を希望していたため、出身大学のOB会などの日系人のネットワーキングに積極的に参加。
すると。。大手日系食品会社の社長さんや部長さんとぞろぞろと知り合い、「どうしてもこちらで働きたいんです!」「何でもやりますのでお願いします!」と熱意を伝え続けたところ、数社からオファーをゲット!
最初の2ヶ月、履歴書を送り続けたのは一体何だったのだ。。と思ったそうです。


有名企業になると、ホームページや就職サイトを通していくらでも応募がくるため、それらをいちいち審査している時間はありません。
一番確実なのは社員の紹介、研究室に所属していれば教授の紹介、何にせよ、コネクションが重要になってくるということです。


ネットワーキングについては、まだお話したい事があるのですが、長くなったので、また次回。


※写真はフィッシャーマンズワーフ。

2010年11月25日木曜日

米国公認会計士



本日はThanksgivingなのでターキー食べて、明日はBlack Fridayなのでバーゲンを楽しむ!
。。。と楽しそうな世間の流れからはずれ、ここ数日の私は、、米国公認会計士(CPA)の最後の科目に向けてラストスパート中です。。

CPAには、FARE(財務諸表全般)、BEC(経済、会社法、会計システム)、REG(ビジネス法、税法)、Audit(監査)の全部で4科目がありまして、Audit以外は今のところ全て合格。
最後の科目Auditは、4科目中唯一、計算問題なしの完全な理論科目(このような内部統制リスクがある場合どのような監査手続きを取るべきかなどの、ケーススタディ的な問題)。

パンクしそうな頭をかかえて、あと数日、試験勉強を頑張りたいと思います。。。


さて、今まではせっかくIT系のコースを受けていることもあり、クラスで会った現役のエンジニアの方達から聞いたおすすめのカンファレンス情報や授業の内容や様子などをお伝えしてきましたが、学校もそろそろ終わってしまうため、今後は会計という専門知識からの情報を多めにお伝えしていきたいと思います。

アメリカの会計士の資格は会社法〜税法〜財務諸表〜監査、とかなりカバー範囲が広く、この資格を勉強するだけで、アメリカの企業関連のニュースやアメリカの会社のしくみがばんばん理解できるようになるため、とてもおすすめな資格です。

FAREやBECの勉強を通して会社のAnnual Reportや財務諸表をがりがり読むことができるようにもなったので、もし特に取り上げてほしい企業や詳細なリサーチをしてほしい企業があれば、ご要望ください。近年の会計監査ではシステムの重要性がかなり増しており、AuditやBECではシステム関連の出題も多かったため、会計関連のシステムに関してはお答えできることも多いと思います。
Regを通しては、税金申告が自分でできることと、ちょっとした節税を自分で考えられるのがなかなか嬉しいです^^


米国公認会計士といっても、州によって受験条件やライセンス条件が違い、その違いにはそれなりの理由があります。
また、資格を生かすフィールドもかなり多岐にわたっており、必ずしも全員が会計事務所に所属するわけではありません。
そんな、CPAに関する小ネタも、いずれしていこうと思いますので、お楽しみに。

※シリコンバレーで働くきっかけをつかむためには②、は試験後に^^;
※写真は家から見える夜景。お天気が良い日は、遠くにゴールデンゲートブリッジが見えます。

2010年11月24日水曜日

シリコンバレーで働くきっかけをつかむためには①

さて、シリコンバレーで日本人が働くためには、どうしたら良いでしょう。

シリコンバレーで働いている日本人の方の多くは、日系企業の駐在員です。

駐在員以外となると、、、かなりハードルが上がります。


一番の問題がワーキングビザ。
国籍や永住権がない外国人の場合は、企業がお金を出してビザサポートをする必要があるため、よっぽど高いスキルがない限り(まず技術者のみと考えてOK)、英語がネイティブでない外国人を雇いたいアメリカ企業はまずありません。
または、これから日本展開を考えているとか、シリコンバレーの現地の日系企業にサービスを提供しているなど、日本人ということがアドバンテージになる場合であれば、日本人を雇ってくれることもあります。

ただ、どちらにしても、レジュメ一本でいきなりビザサポートまで行く可能性はほぼゼロです。

ではどうするか。

大事なポイントは二つで、①実力を認めてもらうお試し期間を設ける、②ネットワーキングをする、です。
本日の記事ではまず①についてお話します。

①のお試し期間についてですが、最近人気なのが、大学の社会人用のエクステンションコースに9ヶ月〜1年通い、その後一年のOPT期間をゲットすること。

OPTとは、企業のビザサポートがなくてもアメリカで合法的に働ける状態でして、契約社員であろうがパートタイムであろうが、どんな形態のどんな企業でも働くことができます(一応、一年間学んだ専門に関係のある分野と言われていますが、その縛りはあってないようなものです)
この期間中に企業で働かせてもらい、実力を認めてもらい、その後ビザサポート、というケースはたまにあります。

シリコンバレーで特に人気なエクステンションコースは、UC BerkeleyとUC Santa Cruz。
http://extension.berkeley.edu/
http://www.ucsc-extension.edu/

バークレーのコースは、ITだけでなくビジネスや会計やマーケティングなど、様々な種類のコースが用意されています。
サンタクルーズはバークレーよりはコースの選択肢は少ないのですが、技術のコアなコースが多いため、エンジニアの人にはこちらの方が人気だとか。

また、バークレーは一年通う条件なのに対し、サンタクルーズは9ヶ月でOPTが取れます。


私が今年一年通ったコースはこのUC Berkeleyのエクステンションでして、先日無事に、来年一年間アメリカでフルタイムで働ける労働許可証(EADカード)が届きました。



OPTは、学部や大学院を卒業した場合ももちろんつきますが、あえてエクステンションを選ぶ利点を3つ挙げたいと思います。

一点目は、このコースはシリコンバレーで働いている人を対象にしているため、授業の時間帯が夕方〜または休日のみのため、日中の時間がまるまるフリーになり、その時間を使って、現地の企業で無償のインターンシップをすることが可能な点です。
実際、このコースに通いながら現地のベンチャー企業で週5日働き、その後のOPT期間もそのままその企業で働かせてもらい、ビザサポートの道を検討してもらっている人もいます。

二点目は、大学院などと比べてコストが圧倒的に安いこと。
大学院に行った知り合いの多くは、企業や奨学金のサポートが必要かまたはローンを組むなど(もちろん自分で全て払った猛者もいるでしょうが私大のMBAに自費で行かれた方は、生活費含めて2年で2000万円かかったと言っていました)、高額な学費がかかるのに比べ、一年でこの学費は格安です。

三点目は、講師陣の多くが、シリコンバレーの現地企業で働いている現役のエンジニア、また生徒も職を持っている人が多いため、講師や生徒を通して、現在募集中の仕事(フルタイムからアルバイトからインターンまで)の話しを持ちかけられることです。
この三点目はネットワーキングの話しにもからむので、また詳しくは次回お話します。

2010年11月22日月曜日

academyX

大学のエクステンションは、現地で働く人向けに様々な授業を提供していますが、下記のacademyXという社会人用のスクールも、現地の特にプログラマの方達に人気のようです。
http://www.academyx.com/
少人数で授業が行われるところも人気の要因だとか。

最近人気なのはやはりAndroid向けプログラミングの授業。
http://www.academyx.com/training/san_francisco/mobile/android/
5日間の集中コースで$2450とは、なかなかいい値段がしますね。。

2010年11月17日水曜日

Cloudstock


友達から紹介されました。
http://www.cloudstockevent.com/

クラウド関連の開発者向けのイベントのようです。

Googleが参加しているのが大きいポイントかと。
クラウドという名前のイベントは数あれど、Googleが参加しないイベントが多いので。

多くの企業のセッションが用意されており、各社のクラウド関連の製品、使っている技術について一通り知るのに良さそうです。

2010年11月8日月曜日

SAS


今期、統計ソフトSASの授業を受けました。

SASは、アメリカ企業では特に導入事例が多く、今後も使われる機会が多いソフトウェアとして、様々な企業の人達が授業を受けていました。

UCBやUCSFで働く大学関係者、Wells Fargoなどの金融分野の人、顧客から最近問い合わせが多いからとの理由でOracleなどのデータベースエンジニアの人、などなど、バラエティ豊かなクラスメートでした。

先生は、Computer ScienceのDegreeとMBAを持ち、銀行のシステム部門で働いた後、現在はフリーのITコンサルタントをしている方。


SASは、ベイエリアで職を得るにあたって、履歴書に書けると良いスキルの一つと言われているようです。

そんな先生から、SASエンジニア向けのカンファレンスの案内があったのでご案内します。
http://support.sas.com/events/sasglobalforum/2011/index.html
ラスベガス開催ですが。。
仕事より楽しんじゃいそうですね^^;

2010年11月5日金曜日

Meet up finder


http://www.meetup.com/find/

テクノロジー関連のMeet up イベントを探すなら、上記サイトが便利。


例えば、サンフランシスコ周辺でのCloud computing関連のイベントを検索。


近いところだと、11/11にOpen Could meetupというイベントがあります。Cloud computingに使えるオープンソースについて話す場、と書いてあります。


出張などでこちらに来る際に検索してみると、出席可能なイベントが見つかって良いと思います。
カンファレンスとは違い、もっとラフですが、ネットワーキングにおすすめです。

2010年11月4日木曜日

RSA conference


セキュリティ関連のカンファレンス、RSA conferenceの情報です。
http://www.rsaconference.com/index.htm

日本でも今年の9月開催されたみたいですが、アメリカでは来年の2月@サンフランシスコ。

サンフランシスコ市で働いている人から招待チケットをもらったので、興味がある方がいらしたら差し上げますのでご連絡ください。

2010年10月25日月曜日

10月のひとりごと


ノースバークレーにあるMasse's Pastriesのケーキは絶品。
フルーツを使ったケーキが特におすすめです。

さてアメリカの景気ですが、特に良くなる兆しはありません。
それよりも、公的資金の導入が一段落しその効果もなくなってきたので、そろそろ大恐慌第二波がやってくるというウワサ。

各社の採用状況ですが、保険付きビザ付きの正社員のポジションは少ないですが、契約社員やパートタイムの採用はそれなりに数があります。

Googleでも、正社員はどんどん切られていますが、契約社員を大量に募集しているそうです。特に、「Sale Engineerのポジションがあるんだけど」という話しを何人からも聞きました。
Sales Engineer職は、Googleに広告を出す企業とやりとりをするお仕事らしく、そこそこの有名大学(アメリカでなくて良い)を出てGPAが高い人であれば専攻を問わず募集中なのだとか。


それではまた来月。

Walmartの日本での戦略

WalmartのIT&Business Analystをしているクラスメート。

私が日本人と知るや、「アメリカに来て買い物のスタイルって変わった?」と質問されました。
聞いてみると、西友を買収したWalmartですが、アメリカの消費者の購買スタイルと日本のスタイルがあまりに違い苦戦しているそうで、特に日本の「主婦の購買スタイル」というのが、感覚的に理解に苦しむそう。

こちらアメリカでは、休日に車を使ってのまとめ買いが基本。
例えばTargetでも、カート専用のエスカレーターが用意されているぐらいで、大量買いが基本。

主婦がチラシを持って「今日は鯖が安いわ!」と毎日お買い物にいくスタイルは見られなく、そのため「今日はこれが安い」ではなく「毎日これが安い」という価格設定がアメリカのスーパー。

こういった違いって、実際にその場所に住んで生活してみないと直感的にわかりにくく、どれだけ外から調査して戦略を立ててもうまくいくわけではなく、現地の人の「これは売れる」「これは売れない」という感覚がやっぱり一番大事なのだとか。


それを聞くと、日系のコンサル会社でも、アメリカに参入の余地はあるのかも?と思えてきます。

2010年10月24日日曜日

Google TVを使ってみる

メニューはこんな感じで、Google Chromeがブラウザ。



ネットで配信&アップされている日本のドラマやアニメをテレビで見る事が可能。


パソコンでアクセスする要領で見る事ができます。


また、テレビがネット接続しているということで、配信されている映画の予告編を見て気に入ったら、テレビ上からぽちっと購入してその場で鑑賞開始。

うーん、テレビっ子になってしまいそう。。

他にどんな機能があるかは乞うご期待。

Google TVを買う


Best Buyに行ってみると、GoogleTVのコーナーが。

でも、見に来る人も多くなく、人気なのか、不明。

友達と話した時に「GoogleTVなんてなくても、パソコンとTVつなげばいいだけだし。それすらできない子供が買うものだよ」なんて言い方をする人も。

でも買ってしまった私。

TVにBuilt in されているものと、別売りのボックスがありましたが、別売りボックス+通常のHDTVにすることに。

さて、使い心地やいかに。。

2010年10月18日月曜日

Cloud Camp


Cloud Computingに興味がある人が集うMeet up イベント、Cloud Campの紹介です。
http://www.cloudcamp.org/

カンファレンスのように決まった講演やセッションがあるわけではなく、Cloudに興味のある人達の交流会というもう少しラフな位置づけのようです。

スポンサー企業にMicrosoft、Cisco、Google、HP、AmazonなどのIT企業から流通系の企業まで、かなり多くの企業が名を連ねており、自分たちでセッションの提案もできるという、なかなかおもしろい形態。

世界中で開催されるようですが、日本での開催がないのが残念ですね。

いっそスポンサー企業に名を連ねて、日本での開催を促すとか?!

2010年10月12日火曜日

2010年10月11日月曜日

Save the date for Google I/O 2011



Google主催のカンファレンス、Google I/Oでは、Androidモバイルが無償配布されるらしいですね。
http://code.google.com/intl/ja/events/io/2010/

来年は5月10日、11日に開催されるそうで、まだ申し込みは始まっていないとのこと。
今年は大人気で、エントリー受付が始まってすぐに定員いっぱいになり、参加できない人も多かったのだとか。

興味のある方はぜひ、申し込み開始をチェックしてみてください。

2010年10月7日木曜日

GrubHubのモバイル版登場



以前の記事で紹介した、フード宅配サービスGrubHub、iPhoneとAndroid版登場です。

色んなサービスのモバイル版が続々登場しますね。

2010年10月6日水曜日

Oracle Open World

http://www.oracle.com/us/openworld/splash/index.html

今期受けているJava授業のクラスメートが

「Oracle Open Worldに顔出そうよ」

と言ってきました。

あれ、君はAndroid向けのアプリ開発をしていると言っていなかったっけ?なんでデータベース?


「去年までのJava Oneだよ」


おおっ!そういうことか。


JavaをダウンロードしようとしてOracleのホームページが表示され、戸惑った経験がある方もいるのではないでしょうか。


じゃあ時間が合えば顔出そうかなと思っていたところ、直前になって、友達から連絡。


「Googleが参加を取りやめたって。Googleが来ないなら、行っても意味ないからやめる」


え?なんでやめたの?


「OracleがGoogleを訴えた。」



今年8月にOracleがGoogleを著作権侵害で訴え、現在でもまだ両者は係争中です。
内容は、「AndroidがJavaの特許と著作権を侵害している」とのこと。


Android開発の際にSun出身のエンジニアを使いOracleが所有するJavaプラットフォームの著作権を侵害した、またAndroidはオープンソースとして公開されているがJavaプラットフォームはオープンソースではない、という主張のようです。


Androidの普及に乗じてOracleがGoogleからお金を取りたい意向のようで、開発者からしたらOracleに良い印象を持たないようですが、裁判という観点ではOracle側がJavaの著作権を所有しているのは明らかであり、Googleは無視するわけにはいかないようです。

今後の動きに注目です。

2010年9月28日火曜日

9月のひとりごと


車を買いました。
中古車です。

アメリカで中古車を購入する際は、中古車販売店や個人ディーラを通すなどの購入方法がありますが、今回は完全に個人同士の取引。
詐欺の危険に留意することと売買後の手続きを自分で行わなくてはいけません。といっても、売買者のサインと必要情報を書いた書類をDMV Officeに提出したり保険を書き換えたりなど、一日あれば完了する作業のみ。

上記のポイントに留意すれば、仲介業者を通すより格安で中古車が手に入ります。
Craiglistや世界のご近所さんなどの掲示板に書き込みされている「車売ります」の情報をもとに、連絡を取り交渉をして、気に入ったら交渉成立。

特におすすめは、日本人の駐在員や留学生など、期間限定でこちらに来ている方達が帰る際の取引。帰国前に売らなくてはいけないという状況のため、市場価格より安く設定されている場合が多いですし、日本人同士の取引なので安心感があります。

逆に、とあるアジアの西の国出身の方達との取引では、、ほぼ必ずトラブルが起こる(値段のつり上げなど)そうなので、お気をつけください。。。

それではまた来週。

※写真はヨセミテ国立公園。

Facebook


Facebookについて知らない方はいないと思いますが、本日はFacebookを使ったアメリカでのリクルーティングの方法を一つご紹介します。
上の写真は、バークレーの日本人学生用の組織、Cal Japan ClubのFacebook用のページでして、中身をみていくと、様々な企業のキャリアセミナーがこのFacebookを通して告知されています。


また、各企業はFacebook上に企業用のページを作成しており、こちらを通して、海外大学卒の学生向けにアピールも可能なようです。

アメリカに住んでいる人でFacebookを一度も使った事がないという人はほとんどいないと思いますし、最近は様々なイベントの告知および出欠確認までFacebook上で行われ、Facebookに登録しているだけで、色んな情報が入ってくることは事実。

また、アメリカ企業の人事担当者は、従業員を採用する際に、Facebook上のその人のページを確認するのは基本だとか。
ちょっとよろしくないパーティーの写真が写っていたため、採用を取り消しになった人がいる、という話も聞いたことがあります。

アメリカでのネットワーキングとしては優れたツールであるFacebook。
プライベートにもOfficialにも使えます。

2010年9月22日水曜日

Google TV


今年秋にアメリカで発売予定とアナウンスされているGoogle TV、欲しいです。
http://www.google.com/tv/
Best Buyで発売されるということで、先日何か情報があるかと見に行ってみましたが、まだ何も紹介されていませんでした。

で、Google TV ではありませんが、Internet Connectable TVは発売されており、衝動買いしそうになりました。







video platform
video management
video solutions
video player


なんとか我慢して、Google TV発売まで待とうと思います。

でも早く発売してくれないと、誘惑に負けちゃうかも。。

2010年9月20日月曜日

Restaurant.com



レストランで使える、Gift certificateと呼ばれるクーポンを購入することができるサイトです。$10のクーポンを買うと、お店で$25分として使えます。
http://www.restaurant.com/index.asp?pgn=home

こちらも、先日ご紹介したOpenTable.comのように、掲載されているお店が限られています。全てのお店が載っているわけではありません。
お店のラインナップを見ると、、、人気店というよりは少しマイナーなお店がピックアップされています。

さて、このクーポン、どれぐらいお得なんでしょうか。

$10で$25分のお食事ができるのでお得のようですが、クーポンを使うためには$35以上注文しなければいけなくかつチップは18%を必ず払ってください、という条件が書いてあります。

例えば簡単に計算してみると。

$35食べた場合
$35×8.5%(Tax)×18.0%(Tip)=$44.8

クーポン分の$25を引いて、
$44.8-$25=$19.8 のお支払い。

でも、そもそもこのクーポンを$10で買っているので、トータルのコストは、$19.8+$10=$29.8

少しだけお得感がありますね。


ただ、実際に利用したユーザの声を見ると「$35分だと食べきれるより多い分を注文しなければいけなかった」とか「クーポンがなかったら絶対に行かないお店」「サービスが悪いのに18%のチップが必須というのは納得いかない」など、評判は今イチのようです。

あと、注意点として、クーポンを購入する際にクレジットカードを使ったら、次の月から勝手に毎月クーポンが購入されていた、なんて話も。。


なんだかあまり使いたくない気がしてしまいますが、たまにクーポンの特売をしており、$2で$25分のクーポンが買えるという時があるので、その時期であればよりお得感があるようです。

行こうと思うお店が決まっている時にはちょっとのぞいてみると良いサイトだと思います。

2010年9月15日水曜日

Clipper Card


今年の6月からベイエリアに登場したClipper Card。

さて、何に使うものでしょうか?

答えは、公共交通。

サンフランシスコ周辺は、アメリカの中でも比較的公共交通が発達しており、BART、Cal Train、路面電車、地下鉄、バスなど、様々な形態があります。
今まではそれぞれの公共交通について、前払いのチケットや現金を用意しなくてはいけませんでしたが、このClipper Cardがあればほぼ全ての公共交通にキャッシュなしで乗れます。クレジットカードを登録しておけば、一定額以下になったら自動でチャージもしてくれて、とても便利。
https://www.clippercard.com/ClipperWeb/index.do

なんて、こちらの居住者は喜んでいますが、日本のSuicaと比べたら、今更、って思いますよね。
でも、アメリカの公共交通サービスのレベルなんてそんなものなのです。

CO2排出量が世界一ながら京都議定書にも調印していないアメリカ。他の国がいくら頑張ってもアメリカが変わらない限り、環境問題は前進しないと思われます。

Clipper Cardの他に、Bartの延伸など、脱車社会を目指す方向が少しづつ見えてきました。

オバマ政権の成果に期待したいです。

2010年9月13日月曜日

授業のマテリアル共有


最近なぜかお天気の良い日が続くベイエリア。

さて、今年の1月から取ってきた授業達、どの授業も講義ノートや宿題は先生が個別に作成した簡易なウェブサイトを通して共有されており、とても便利でした。
いくつか、簡単にご紹介します。

◆Database◆
http://www.andyoppel.com/X4091/
正規化のケーススタディが中心の授業でした。Oracle、MySQL、Accessのどれを使っている人でも宿題に対応できるように、宿題に必要なファイルは授業のサイトから個人がダウンロードできるようになっています。
宿題を提出した人には答えにアクセスするためのキーが渡されます。

◆SQL◆
http://www.ucb-access.org/
宿題はウェブサイト上からファイルをアップロード。
採点結果は、個人ごとに与えられたIDとpasswordを使って個人で確認。

◆Unix◆
大学のサーバ内の生徒ごとに割り振られたフォルダにアクセスした状態で、宿題のコマンドを打つ。
先生は、正しくファイル等が作成されているか、またログを確認して宿題をチェックします。

◆Java◆
http://write-technical.com/126581/session1/syllabus.htm
授業中は、Web上の講義ページを開いて授業を聞きます。
内容は新人研修レベルですが、英語でどのように教えられるか興味がある方はのぞいてみてください。

2010年9月11日土曜日

OpenTable.com


またまたレストランネタなのですが。

OpenTable.comは、ビジネスディナーの予約に便利です。
http://www.opentable.com/home.aspx

日付と人数と場所、それにどんなお料理を食べたいかを入力して検索すれば、予約が取れるお店の一覧が取得でき、さらにそのページからオンラインで予約ができます。

例えばこんな時。

あ、明日のビジネスディナーの場所、取ってなかった!と、前日の夜の11時に気がつく。
アメリカのお店は10時ぐらいには大抵しまってしまうため、電話での予約が今からではできない。。
顧客は確かイタリアン好きだったなあ。


そんな時、OpentTable.comにて、9/10 19:00〜、6 people、San Francisco、Italian で検索をかければ、

口コミの評価と地図情報と共にお店の一覧と予約できる時間帯が取得でき、ポチッと押して自分の情報を入力すれば予約完了(ログインしていればポチッと押すだけで完了)。

特筆することとして、OpenTable.comでは、一定ランク以上のお店のみ掲載しているところです。
お値段は少し高め、でも味やサービスは確実。全ての情報が検索できるYelpとは違います。
カジュアルシーンではYelp、大事な約束やビジネスディナーなど失敗できないシーンでのお店選びではOpenTable.comというところでしょうか。

最終的にOpenTable.comで予約したイタリアンのお店は、雰囲気もお味もサービスも素敵でした。
http://www.rivacucina.com/

2010年8月26日木曜日

8月のひとりごと


7月、8月のベイエリアでは、マラソン大会やトライアスロンの大会が多く開催されます。
自分にとっては今年はまだベイエリア居住一年目ということであまり無理はせず、サンフランシスコマラソン大会の5kmレースにだけ参加しました。
http://www.thesfmarathon.com/

SF ferry buildingからスタートし、SF bay bridgeを眺めながら道路を堂々と走り、たった5kmながら沿道に見物者が沢山いるのに少しいい気分になり、終了後は沢山お土産をもらい、後日、マラソン大会のウェブサイトにもばっちり写真が載っていて、なかなか楽しめました。

さて、数ある大会の中で最強の大会はどれでしょう?それは、、

アルカトラズチャレンジ。。(泳ぎます)

脱出不可能な刑務所として映画「ザ・ロック」の舞台となり、今では多くの観光客が訪れるアルカトラズ島からの、本気の脱出です。
http://www.tricalifornia.com/index.cfm/Alcatraz2010-main.htm

アメリカ人のチャレンジ精神もここまでくると、なかなか。。

それではまた来月。

2010年8月20日金曜日

スカイプ英会話


本日のゴールデンゲートブリッジも、やっぱり霧がかかっています。

さて、「シリコンバレーからのお便り」の趣旨からは少しずれるのですが、スカイプを利用しての格安英会話を紹介します。
日本でもたまに取り上げられているみたいなので、今更かもしれませんが。

例えば、レアジョブ。
http://www.rarejob.com/

講師はフィリピン人。講師の自己紹介の録音を聞くと、少しアクセントが強いかな?という印象がありますが、とにかく沢山話す練習をしたい方にはおすすめ。1レッスン129円〜。
私は実際に利用したことはないのですが、利用している友達によると、良い先生をちゃんと選べば、簡単な教材を用意してくれたりとそれなりに質の高い授業が受けられるようです。30代以上の先生だったり教育学を専攻している先生が良いようです。

利用するためにはスカイプのアカウントをパブリックに設定する必要があるため、捨てアカウントを一つ作った方が良いと思います。

このレアジョブ以外にも、最近はかなりの量のスカイプ英会話サイトがあるようです。どれも格安ですし、無料体験がついているので、興味のある方は色々試してみてください。

まあ、このような英会話レッスンをしたから英語がネイティブのように話せるようになるのかというと、それは絶対にありえませんが、少なくても、日本の英会話スクールに高額なお金を払うよりは、コストパフォーマンスは絶対に良いと思いますし、何もしないよりはこういったレッスンであっても始めることは良いことだと、個人的には思います。

2010年8月17日火曜日

Google Checkout


以前記事を書いたPulse News ReaderをAndroidから購入しようとした時の話。

何度トライしても「予期せぬエラーで終了します」となり購入できない。
ネットで調べたところ、「事前にクレジットカードを何かしらの形で登録しておかないとだめ。Gmailアカウント上のGoogle checkoutにクレジットカード登録するのが一番楽」と書いてありました。

Google checkout???

アメリカ、イギリスなどでサービスを提供しているGoogleのオンライン決済サービスらしいです。
Ebayとかの大手サイトではまだ使えないみたいで、利用範囲は微妙。
でも、今後、Androidを通してGoogle checkoutも浸透させていくのでしょうか。

というよりですね、そういう事情なら、エラーメッセージにちゃんと書いてほしいのですが。。
予期せぬエラーってアバウトすぎるんですが。。Googleさん。。

と思ったら、同じような怒りを持っているユーザの書き込みが随所に見られました。
でも、首位になっちゃうAndroid、恐るべし。

2010年8月16日月曜日

Blackberryの広告


最近のBARTの駅はBlackberry広告だらけ。



Blackberry、iPhone、Androidで三つ巴の戦いです。

2010年8月13日金曜日

Web Algorithmの授業紹介


サマータームに受けた授業の一つ、Web Algorithmの授業を紹介します。

先生はAT&Tの現役のエンジニアで、様々な話題に精通。
スタンダードな授業内容は、Web技術(Search、Recommendation、Classification、Clustering)にどんなアルゴリズムが使われているかをカバーするだけのBasicな内容なのですが、それに加えて、生徒からの質問やディスカッションの提案にフレキシブルに答えてくれる点が、この授業の醍醐味。

授業の最初にGoogle Groupが作成され、ディスカッションや質問の提案、記事の共有、また授業のシラバスや宿題などの情報がGoogle Groupを通して共有されます。

※個人情報に関わりそうなものは全て消しています

受講者はプログラマの方が多かったので授業中の質問も「この技術について詳しく教えて」といった技術よりの質問が多かったのですが、私が投げたビジネス的視点からの質問についても、事前にリサーチして、期待以上の答えを返してくれました。質問は例えば、

・日本のYahooがGoogleのサーチ技術を使うと発表した。Googleのサーチ技術が世界で一番Competitiveということを認めたことになるか?
・日本の楽天という会社がBuy.comという会社を買収してアメリカ進出を計画しているのだが、アメリカにおけるBuy.comの立ち位置は?また、Buy.comの強みは何か
・音楽サイト、PandoraのRecommendationの技術は、アマゾンのRecommendationと比較して、どんな強みがあるのか

などなど。
質問に対する回答は、また別に記事を通してアップしたいと思います。

このGoogle Groupはしばらくオープンにしてディスカッション用に残しておいてくれるらしく、質問などがあればいつでもポストして、ということでしたので、もし具体的に質問をしたい方がいればお知らせください。

2010年8月12日木曜日

Pulse News Reader


Androidを買ったら入れようと思っていたちょっと気になっていたアプリがあります。
その名も「Pulse」News Readerです。
http://www.alphonsolabs.com/


自分で登録した複数のニュースサイト(最大20まで)の新着情報を一度に見られるRSS Readerでして、新着ニュースのヘッドラインと写真が一覧で見られるところが便利。また、ヘッドラインを見て気になったニュースの詳細ページにも簡単にとぶことができ、Facebookなどへの共有もラクチン。

元々はiPad、iPhone用に開発されましたが、最近Android用もリリースされました。

今年の5月にスタンフォードの学生が授業の課題として開発したPulseは、NBC、CNNニュースに取り上げられ、ジョブズによっても紹介され、あれよあれよという間に有名になってしまいました。(もちろん、開発した学生はそのアプリをもって、起業)


さて、使ってみた感想ですが、これ、なかなかいいです。


朝起きてすぐ、電車の中でちょっと、スタバで飲み物ができるのを待っている間にちょっと、など、少しの時間で簡単に沢山のサイトのニュースが確認でき、操作性も抜群。ニュースを読むのが楽しくなります。

ただし、日本のニュースサイト(日経ビジネスオンライン)も登録してみましたが、こちらは動作しなかったです。残念。

2010年8月10日火曜日

セミナー紹介:シリコンバレーで資金調達するには?

日本でも受けられる無料のオンラインセミナーのご紹介です。
セミナー中に、チャットやマイクを使って直接質問できるらしく、ちょっとおもしろそうですね。
ご興味のある方は、参加してみてください。日本時間ではちょうどランチタイム休憩時間にあたるので参加可能でしょうか?

-----------------------以下、セミナー紹介のメールの抜粋-----------------------
シリコンバレーのホットなビジネス情報を、日本在住の皆様にUSMACがお届けします!

第一回目は、「シリコンバレーで資金調達するには?」と題して、日本時間の9月2日(木)午後12時から、Global Catalyst Partnersの大澤氏にお話を伺います。
一般的な投資動向から、具体的なケーススタディまで、シリコンバレー初心者でも学べる無料オンラインセミナーになっています。
また、セミナー中に、チャットやマイクを使って直接質問もできるようになっています。
ぜひ、皆様ふるってご参加ください!

タイトル:「シリコンバレーで資金調達するには?」
日時:日本時間 9月2日(木) 午後12時から45分間
セミナー料:無料
登録サイト:http://cts.vresp.com/c/?USMarketAccessCenter/2906a61839/18b5a9c089/dd6f184565
スピーカー:Global Catalyst Partners 大澤 弘治 氏
主催:USMAC (US Market Access Center): http://www.usmarketaccess.com/
お問い合わせ先:
ラッキー みちる
michi@usmarketaccess.com

Title: How to Raise VC Financing in Silicon Valley
Date: Thursday, September 2, 2010
Time: 12:00 PM - 12:45 PM JST (9/1 at 8:00pm, PDT)

The webinar will be in Japanese.

REGISTER NOW!
http://cts.vresp.com/c/?USMarketAccessCenter/2906a61839/18b5a9c089/dd6f184565

Raising VC financing in Silicon Valley is not an easy task,
especially during the recovery of an economic downturn.
The bright side is that venture capitalists are feeling more positive
about the economic outlook for investment. Venture capitalists in
Silicon Valley invested more than $2.9 billion in 276 deals in the
second quarter of 2010 alone, according to the MoneyTree Report from
PricewaterhouseCoopers. During the webinar, we'll discuss ways to
raise VC financing, investment trends and alternative funding
sources.


- What can startups do to get a competitive advantage in order to get
funded?
- Is Silicon Valley still the hub for IT startups?
- What are investors looking for in early-stage companies?
- What is hot in Silicon Valley?
- What is not hot in Silicon Valley?
- What are alternative funding sources?

Presenter:
Dr. Koji Osawa, Managing Principal and Co-Founder, Global Catalyst
Partners

Moderator:
Michi Lackey, Director, Business Development, Japan, US Market Access
Center

After registering you will receive a confirmation email containing
information about joining the Webinar.

System Requirements
PC-based attendees
Required: Windows(R) 7, Vista, XP, 2003 Server or 2000
Macintosh(R)-based attendees
Required: Mac OS(R) X 10.4.11 (Tiger(R)) or newer
Space is limited.
Reserve your Webinar seat now at:
http://cts.vresp.com/c/?USMarketAccessCenter/2906a61839/18b5a9c089/2169a87386

2010年8月9日月曜日

AndroidでSkypeが使えない件

海外生活にスカイプは欠かせませんよね。
PCに入れるのは当然としまして。
モバイルにスカイプを入れれば、モバイル同士で無料でチャット、通話、ビデオチャットができちゃうのですから、使わない手はありません。

さて、スカイプホームページから、ダウンロード用のURLをモバイルに送ってもらい。


いざ!!

、、、



がーーーん。
Androidへのサービス提供は一時はしていたものの不具合が多く、一旦取りやめになったそうです。
http://www.engadget.com/2010/05/28/skype-mobile-with-video-support-coming-to-android-market-later-t/
ただし、今年中には公開するとのこと。

今日、カンファレンスコールなどは、スカイプを使う企業が多いだけに(特に、アメリカ国外地域とのカンファレンスコールではスカイプ必須)、スカイプが入らないモバイルとなると、ビジネス用にはちょっと見劣りがしちゃいますね。

2010年8月5日木曜日

Android君、本日開通

さてさて、本日三度も電話をかけて催促して、やっとHTC HERO使えるようになりました。

早速Andoroidマーケットからアプリをダウンロードして。

※左上の「M」マークは、Gmailに新着メールが届くと表示してくれます。

GmailやFacebookと連動させて、簡易セットアップ完了。


で、またまたお寿司が食べたいと思って、Yelpを立ち上げるとGPS機能と連動して、近くのお店を勝手にピックアップしてくれて。


お寿司ゲッツ!

トロとはまち巻きが激ウマでした。

食べてばかりという点はご容赦を。。

2010年8月4日水曜日

Android搭載携帯、アメリカでシェア首位獲得

今年の4月〜6月期のアメリカの携帯電話市場では、グーグルOSのAndroid搭載携帯が初の首位獲得。

HTCなどのメーカーから新製品が多く投入された事が要因のようです。

いつの間にやら首位ですか。

まあ、ここにも一人、HTC製のAndroidを買ってしまった人間が。

しかし、先週木曜日に機種変更し次の日には使えると言われたのに、やっぱり旦那のサインも必要だとか、旦那のパスポート番号が必要だとか、やっぱりソーシャルセキュリティナンバーの下4桁が必要だとか、何度もやりとりがあって、未だ開通しません。

明日こそ開通してくれないと、携帯が寂しそうです。

2010年8月3日火曜日

タッチパネル&キーボード操作ができるBlackberry


http://na.blackberry.com/eng/devices/blackberrytorch/

8月に、タッチパネル&キーボード操作、両方できるBlackberryが出るみたいですね。

スライド式で切り替えられるみたいです。

アメリカの企業で導入している携帯というと、やはりBlackberryの方が多い印象です。
元々、企業システムと連携ができるという理由でビジネスユーザに好まれていたBlackberryですが、最近のiPhoneと比べると、機能的に大きくリードする部分はなくなってきています。
GmailやOutlookにメールが来た場合にお知らせしてくれること(自分で見に行かないでよい)ぐらいでしょうか。

とはいっても、ビジネスユーザとしては長年使ってきたBlackberryの方が馴染みがあり、Blackberryを好むユーザはいまだ多いらしいですが、新しく導入するとなると、あえてBlackberryを選ぶ理由は?

と、旦那のBlackberryと友達のiPhoneを比べながら考えてしまいます。

DropBox


https://www.dropbox.com/
DropBoxは日本でも使っている方、いるかもしれませんが、簡単にご紹介。

いわゆる、オンラインストレージを用いたファイル共有ソフトでして、無料のユーザ登録をするだけで2GBのディスクスペースがもらえます。
MIT卒業生のエンジニア2人によって2007年に起業され、いまや、400万ユーザを突破。

知ったきっかけは、カーネギーメロン大学でComputer Scienceのマスターを勉強している友人からある日、招待メールが送られてきたこと。

ひとまずユーザ登録をして、はてさて、私と一体何のファイル共有がしたいのかと思い、友人とチャット。

私:「DropBox紹介してくれてありがとう〜。便利そうだね」
友:「うん、使えるよ〜。学校のグループプロジェクトとかでは必須!Google Appの容量じゃちょっと間に合わなくて。特に、前期、期末テストの数日前にパソコンが壊れて、全てのファイルが消えた人見てさ。自分のファイルだけじゃなくて、チームメンバのファイルも共有しておくことの大切さを痛感しました」
私:「ほうほう、なるほどね。して、私とは、何のファイルが共有したいの?」
友:「ああ、ごめん。それ、友人に招待メール送って友人がユーザ登録すると、自分のサーバ容量が増えるんだよね〜。ごめーん、それだけ〜」



こうしてDropBoxはユーザを増やしていくのでした。