
さて、先日発売されたGoogle TV、評判はどうなんでしょ?
ニュース記事を見ると、評判は様々。
ソニーの発表では、「初日の販売台数は予想を超えていて好調。いずれ日本にも投入する!」と強気な発言ですが、発売から一ヶ月たって、現地のアメリカでの声は少し違うようです。
まず、Black Fridayセールでは、Google TVは一気に$100値下げ。それでも、Best BuyでGoogle TVを買う人やそもそも見に来る人もほとんどいなく、開店と同時に積まれていたストックは一日中全く変化がなかったのだとか。
また、Google TV最大の弱点は、ABC、NBC、CBS、Foxの4大テレビ局の、インターネット配信番組が見られないこと。
TV業界にとっては、インターネットTVなんて全くもってうれしいものではありません。
TVが見られない状況のユーザに、パソコンを通してインターネット配信番組を見てもらうのであれば問題なし。
それが、もともとTVが見られるユーザが、TV番組ではなくインターネット配信にうつってしまったら、視聴率低下、広告収入激減になってしまうわけです。
この点について、Googleは4大テレビ局と交渉中とのことですが、解決は難しいでしょうね。
数年前までのアメリカでは、SONYのテレビと言えば、「質が良い、安心」などの一応ブランドイメージがついていました。他のTVに比べ、値段が多少高くても「SONYだから」で許されていたでしょう。
しかし、最近ではSONYとSAMSUNGであれば、どちらも変わりないというほど、SAMSUNGのブランドイメージが定着してきています。同じ値段であればまだSONYを選ぶでしょうが、SAMSUNGが$100安く出していたら「SAMSUNG」でいいよね。
そんな感じです。
ブランドイメージ起死回生も図ってのGoogle TV投入でしょうが、現地でみる限り、結果はそこまで思わしくないような。
今後の結果は、SONYやGoogleの発表、Annual Reportを待ちましょう。
それではまた来月。
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